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未だ鮮やかな衣を纏った果実のように 私と彼は
同じ方向へ身体を遣って一体何を感じているものか
誰にも解りはしないものだ
皆々天井へ近づくといって
誰もがそれを望んでいるのでもない
想像しよう かくなる上の天上の
雲間を抜けた広大な景色を
そこに色彩り豊かな果樹園が
設計通りの造形を成して私を呑み込むだろうか
嗚呼、哀れ! 眼上広がる触れ得ぬ天井に思いをば馳せて
脚元軽くなったと応えるならば
その声の主 身の冠を忘れてはならぬ
取るに取れない重き頭が脚となって
不毛な砂漠を鳴らすように歩き回るのだ