坦々と
朽ちた葉の舞うそのとき、己れの感情を掴む力も失われてしまったような寂しさが辺り一面に、然も母であるような顔をして広がる。私を睡夢へ導く子守唄は風のように軽く触れ、月夜の寝息をととのえ、さすらい人が遥かなる闇夜を往来し、ついに私のもとへ来る。愛を永遠に刻んでしまいたい、と希う心、それを覆い隠して、根付くところも失われてしまえば、孤児のように遊んでまわる無邪気な感情のいつかの消失が浮かぶ。しかし、月よ。他の誰も照らすことができず、ただ月夜だけが照らし続ける地道な時間を私の心の律動もて歩む、歪んだ空間の中でさえ、はっきりと此の道はまっすぐに延びている。私の進むべき道は、此の道だと確信しています。
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otonarikaminari