1995
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(1)
narration
小鳥は枝を揺らしていた。
小さく、静かに、なにもがそこで眠れるほどに、そっと揺らいでいた。
小さな揺らぎがそこらにあった。微かな音が聞こえていた。
大きな獅子が眠っていた。
大胆に、堂々と、なにもがそこで静まるほどの、威容な秩序があった。
大きな秩序がそこらを保った。空気が底まで呑まれていた。
暗い陰りが近づいてきた。
小鳥が静まり、獅子は鋭く目を開いた。
冷たい風が過ぎていった。
小鳥が枝と共に揺らぎ、獅子は静かに起きあがった。
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