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あなたを待っている。 通りを岐けたビルの下で、人の流れに呑まれぬように、ひっそりと、沸き起つ街の血脈の、その内なる勢いを真隣りに感じながら、僕は待っている。

循環の歴史の経過のなかで、古いものが、依然と残り続けることもあれば、新しいものへと生まれ変わることもあるでしょう。人々の流れとは別に、この街ではそんな、疎らで半端でありながら、奇妙でおもしろい風景を見ることができる。去来するものが陽光に照らされて、その感情がちらりとあらわれるのを見ながら、予感することができる。