浮き足起って蹌踉めく鳥よ
その枝の先きに何を見るか
お前の脚を確たるものに仕立て
その細々しい枝の途を鮮明にする
太陽が濃く深き暗夜の帳をいま上げよう
さてはそのとき
あのとき見えた力強い意志が
その煌々たる陽を浴びて
どのように悄気返るだろう
かつて愛が底より沸き立つばかりであったふたりが
長い夜の静けさに事冷めて
別離の涙で雨を降らすだろうか
それとも眠りから醒めた時分
かつてない程の陽光が万物を
冬の雪景色さながら真白に燃やし尽くすなら
そのときお前は飛び立つか
赤子のように柔らかな鳥よ
お前の初心声が物になるとき
過去と未来とは
もはや比べられない気がするのだ
_
未だ鮮やかな衣を纏った果実のように 私と彼は
同じ方向へ身体を遣って一体何を感じているものか
誰にも解りはしないものだ
皆々天井へ近づくといって
誰もがそれを望んでいるのでもない
想像しよう かくなる上の天上の
雲間を抜けた広大な景色を
そこに色彩り豊かな果樹園が
設計通りの造形を成して私を呑み込むだろうか
嗚呼、哀れ! 眼上広がる触れ得ぬ天井に思いをば馳せて
脚元軽くなったと応えるならば
その声の主 身の冠を忘れてはならぬ
取るに取れない重き頭が脚となって
不毛な砂漠を鳴らすように歩き回るのだ
同じ方向へ身体を遣って一体何を感じているものか
誰にも解りはしないものだ
皆々天井へ近づくといって
誰もがそれを望んでいるのでもない
想像しよう かくなる上の天上の
雲間を抜けた広大な景色を
そこに色彩り豊かな果樹園が
設計通りの造形を成して私を呑み込むだろうか
嗚呼、哀れ! 眼上広がる触れ得ぬ天井に思いをば馳せて
脚元軽くなったと応えるならば
その声の主 身の冠を忘れてはならぬ
取るに取れない重き頭が脚となって
不毛な砂漠を鳴らすように歩き回るのだ
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otonarikaminari
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