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透明

白い息が舞い散る 彼の背中の
ほんの僅かな温もりを
この手のひらもて掬い上げようと
西から東へ飛んでいく
そのあいだ 私を過ぎていく
幾万の物物が あっただろ
私の小さな肩にくっ付いた
二つの星が ころころと
まわっている
ここでも君たちは 相変わらず
いつでも私は 羽のよう
風吹け 飛んで
陽光に透く