1995
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(1)
作法
他人と関係して初めて人は何者かになるらしい。しかし私は無知ゆえに誰にもなれないだろう。私の知識はその為に充分に機能しない。私が誰かであるとき、其処には必ず欠陥が伴う。私は極めて純粋に近いが、また野蛮でもある。誰もが私を負わずには居られないし、それでいて私には何も期待し得ないのである。
人は数多の歳を重ねて火の扱いを覚えたとあるが、その火は心のそれよりもずっと大人しいのだ。
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