光晴は言った
そうだ 太陽の子らよ
反対することは
全く晴れ晴れとした一歩なのだ
学校に反対
健康 正義 うんざりだ
一緒になんて なるものか
そう なんて判り易い一歩なのだ
しかし少年よ いつか気づかなければならない
ぼくたちの歩む一歩とは
反対方向のそれ 先生の影に隠れる
あの子らの一歩と変わりはしないのだ
砂埃にまみれるばかりの学校は
なるほど生きた心地がしないだろう
しかしまた 学校のなかで
真面目に育つ子もよく生きている
反骨精神を滾らせ荒んだ砂煙を尾に舞い上がる青年も
修業の道のなかで無量の足跡を覚束なくたどる青年も
これで正しいのかと 問い続けよう
「生きている」ことに正否を問うな
尽きせぬ不信のなかで唄うしかないと
少年 青年 少女に乙女
そして多くは大人までもが
かくして六月の曇雨にくたばってしまうのか
あゝ なんということだ!
このにぎやかな真実の星祭り
雲ひとつない澄んだ夜空
しかめっ面の健康も時には
ほら あの笑顔だ
少年よ 真実というのは
お前が歓心から西へ走ろうが
いじけて東のそっぽを向こうが
依然として あの星のように輝いているものだ