宇宙。
人間をちっぽけにしてくれ、時に塵芥の五味にする。安心と虚無が日夜のように顕れ、私もその渦に呑まれたことがあったやもしれない。然れどそのつど私の腕を必死の思いで握ったのは、私自身であった。
私のことを宇宙から眺めるような生命体が私たちを五味屑だと思うだろうか。高貴な主観によって私はこれらを書くことができる。もしそれがなければ、私でない誰かがいつか書くであろう、と言うかもしれない。しかしそれもあり得ない。なぜなら誰も書けないであろうから。さあ、誰も書けないとはどういう意味でしょう。夏の夜明けは兎角早い。