1995
archiv
08
(1)
12
(10)
11
(11)
10
(10)
09
(10)
08
(8)
07
(14)
06
(11)
05
(4)
04
(6)
02
(2)
01
(7)
12
(6)
11
(8)
10
(2)
09
(3)
08
(1)
07
(3)
06
(5)
05
(6)
04
(1)
03
(1)
02
(2)
01
(3)
12
(2)
11
(10)
10
(8)
09
(4)
08
(6)
07
(1)
夜中
布団に横たわる二人の中で、深夜に目の醒めた私は黙っている、寝息を立てる彼女、カーテン越しに聞こえる雨脚の強い音。またそれらを、隣に寝ているこの子の呼吸が束ねて包む。心の中の遣らずの雨が、言葉の後尾に固着して、このへんを流れて消える。小雨に変わる暁に蒙昧な意識は働かず、小石のように落ちてくる小鳥の鳴き声でふと、起き上がる。眠れる友人を起こさぬように、洗面所へ立ち、顔を洗う。諸々の平凡の最中にあって、着々と育まれる秋の生命が鏡の奥に見える。
次の投稿
前の投稿
ホーム