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tranquillo

秋雨がやってきた。それは讃美歌を届けに。時計の針を捻じ曲げるような精神の律動に、指揮された歌が響く。夜の冷静を透き明かす、風が低く静かに広がるのを、暗やみの部屋の窓を開けて迎える私は、まもなく心地良い睡りにつき、寝息と共にこの夜を彷徨うだろう。