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善き人柄は去りて知るなり
されど選るべきは彼ならず

秋深まれば彩りの影ひそむ
冬めく心に安らぎの衣服を与えよ

淋しき灯し火と共に思い沈み
海が心の内で涙するように
深く閉すように眠るがよい

想い出にこそ温もりは宿るものなれ
たのもしきかしこの焔は再びを得ず

去りし人の面影にあらざれば
かはたれ時の足音が聞こえるか

未明の唯だ確かな足音が
安らぎの眠りの中で蠢めいている