小鳥は枝を揺らしていた。
小さく、静かに、なにもがそこで眠れるほどに、そっと揺らいでいた。
小さな揺らぎがそこらにあった。微かな音が聞こえていた。
大きな獅子が眠っていた。
大胆に、堂々と、なにもがそこで静まるほどの、威容な秩序があった。
大きな秩序がそこらを保った。空気が底まで呑まれていた。
暗い陰りが近づいてきた。
小鳥が静まり、獅子は鋭く目を開いた。
冷たい風が過ぎていった。
小鳥が枝と共に揺らぎ、獅子は静かに起きあがった。
Signal
あなたを待っている。 通りを岐けたビルの下で、人の流れに呑まれぬように、ひっそりと、沸き起つ街の血脈の、その内なる勢いを真隣りに感じながら、僕は待っている。
循環の歴史の経過のなかで、古いものが、依然と残り続けることもあれば、新しいものへと生まれ変わることもあるでしょう。人々の流れとは別に、この街ではそんな、疎らで半端でありながら、奇妙でおもしろい風景を見ることができる。去来するものが陽光に照らされて、その感情がちらりとあらわれるのを見ながら、予感することができる。
循環の歴史の経過のなかで、古いものが、依然と残り続けることもあれば、新しいものへと生まれ変わることもあるでしょう。人々の流れとは別に、この街ではそんな、疎らで半端でありながら、奇妙でおもしろい風景を見ることができる。去来するものが陽光に照らされて、その感情がちらりとあらわれるのを見ながら、予感することができる。
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otonarikaminari
In Pieces
陽も隠れて、まるでもとから無いかのように思えてしまう、そんな平然とした空模様。陰影が斑に、微かに顕われていてはいるが、気味の悪さは少しもない。滴が落ちたり弾いたりする光景に音を感じることができる。いくつもの音が聞こえ、いろいろなオノマトペが思い浮かぶ。ざあざあ、ざーざー、この違いも考えた。久しぶりに、雨がたくさん降っている。傘と傘が街中を彩って、人々はその陰で何を考えているのか分からない。雨の日はみんな、まとまりがない。
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otonarikaminari
Der Stoff der Zeit
いつまで描き続けられるかなんて、全くどうでもいい。君は描き続ける。やめようという気配もなく、無人の部屋の時経つのに似て、とても静かに描き続ける。キャンバスを取り上げてみても描き続ける。真横で踊ってみせても描き続ける。周りでパーティをしようとも、熱狂的な政治演説のなかでさえ描き続ける。君はそうやって、僕らを表現に誘い込む。
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otonarikaminari
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