1995
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(1)
あめのゆめ
言葉失くして雨さわがしく、
その音の、
ますます心身へひたる心地して、
夜の濃き、夢の門はひらかれる。
理性はその脚を休めてる。
魚の群れのように動きまわるもの、
唐突にその居場所を変え、
どこかの家、故郷は懐かしき海、一度きりの山、
学校、ぼやけた恋心、追い求めては弛まぬ精神、
浅く、深く、白く、黒く、表情を変え、
その影は混沌の形を様してる。
理性はそれを、じっと見つめたまま。
「我々を支える微細の流動が、
こんなにも、こんなにも。」
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