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footlight

外国語しか適わない小さな部屋での長時間の拘束は、私の匂いを鮮明にした。幾多の鎖が私の肌に食い込もうとするあいだ、さながら夜空に昇る小さき星、私は自身の自由をその暗闇の孔から覗き見るように、滲む復古の血滴に微笑んだ。そこの星よ、お前と少しのあいだ、話していたい。暗闇という暗闇が地の底へ引きずり込まれてゆくその時まで。私はもはや、というのは、お前を今見つけたのであるから、此の暗夜の舞台で、真っ昼間のように愉しげに踊る必要がない。嫌われないでいようという、浅はかな水溜まりに映えるのは、幾万の手垢の、何でもない模様に過ぎない。日に稀な行いの為の、如何なる着飾りも、いずれ私は投げ捨てるように出来ている、そういう自己を、私は、見出した。還るべき土は誰にも掘られぬよう堅めおき、立派な芽の出るよう豊穣たれ、と。