1995
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(1)
無意味
夢の中で(未来の)嫁が出てきてあの有名な詩を読めといった。弓形の月に照らされた部屋の中で詩を読みながら、私は死ぬのが恐ろしくなった。黄泉の世を想像し始め、いよいよ目は眩み、闇黒の夜道を彷徨うみたいに部屋の中に狂気が走った。その端に微かな炎があった。それよ、そこの炎よ、どうか近寄らないか。私はそれらしきを呼んでみた。余命も僅かと言わんばかりの呼吸が力を増すと、私は最期を悟った。夜空の微かな炎が照らすのは、夢と黄泉の架け橋だった。
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