1995
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(1)
瞑想
大晦日まで数日となって、親しみ慣れたこの町もあの部屋も、始まりも言わず、終わりも告げぬ瞑想なる時で充ちている。気づけば染みのある衣服は幾年前のものかと思う。時間の過ぎ去るは早いと日越しに不満を抱える者のように、背負い切れぬ悩みを持ち続ける必要はない。おさがりを着た子どものように、大きな物陰に幼稚に身を隠すこともない。自分に適う悩みがあり、或いはそのように切り分ける、それは平凡であるが、しみじみと夜を充たすほど明るく、時として頼もしいとさえ思う。
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