好いように評価されたとき
心に臆するあるものが
漂うそのマに話は過ぎて
任せておいた成行きが
刻々と鋭さをましながら
私の喉を突き詰める
言うべきか
言わざるべきか
態々云うよな事じゃない
然れば黙して丈夫のはずが
一体何奴が推すのやら
まるで定めに似た不安が
此方周囲に寄り合う始末
をい!猛々しく我が身を曝せ
その飛んでもない性質を
元或る場所に戻すときだ、と
いまならそう思える
人の死角に潜んだところで
一体誰が私を見つける
そう、それこそ恐ろしい
闇夜も喰らう審明な心が
冷た風
冷風肌に至りて登りゆく、虫も参りて静かな舞踊。
秋の匂いが脚元にちらつく夕刻の、物のすき間のように大人しい時間を何処で過ごそうかとふらつくうちに、御覚悟宜しゅう樹の孔に飛び込んだ。真っ暗闇の寝床にゆわい光の零れたる。宵過ぎ、其処から首を出し、辺りを伺うのに幾時を経て竟に飛び出たら、間もなく夜の雲をば身に纏い、彼方知らずの月を仰げば、照らされた貴方を思い浮かぶ。風のように何も残らぬ我が声よ、力なく地に舞い降りたなら、其処を踏み場として途と成れ。鮮明に夜。常しなえの情が仄めく。
秋の匂いが脚元にちらつく夕刻の、物のすき間のように大人しい時間を何処で過ごそうかとふらつくうちに、御覚悟宜しゅう樹の孔に飛び込んだ。真っ暗闇の寝床にゆわい光の零れたる。宵過ぎ、其処から首を出し、辺りを伺うのに幾時を経て竟に飛び出たら、間もなく夜の雲をば身に纏い、彼方知らずの月を仰げば、照らされた貴方を思い浮かぶ。風のように何も残らぬ我が声よ、力なく地に舞い降りたなら、其処を踏み場として途と成れ。鮮明に夜。常しなえの情が仄めく。
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otonarikaminari
性交
その胸に無窮の影在り。達し得ないほど遥かなる暗闇で、柔弱な手探りもて致し得たことは、かの一つの露がうちに失せてしまったような気がするのである。憂鬱なる声に耳を傾けるも、洩れだす苦渋を抑するに足らず、幾多の抱擁も儚き風のそよぐよう。然れどその重鈍な雲野に負けぬ、陽の明るみに似た愛情は欠け甲斐のないもの、遠く知らぬことになってしまった今は、それ以上に思い出すことはない。曾て逢いし或る人のこと。
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otonarikaminari
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